続・理系大学院生って実際辛いの???
今回は理系大学院に進むことのメリットを書いていこうと思います。
研究以外に得るものは意外とある
というわけで、前回の記事で挙げたメリットをもう一度書いておくと、
【メリット】
- パソコンスキルの向上
- 相手にプレゼンする力(デザインや発表など)の向上
- メンタルの強化
こんな感じです。
なんとなく、なにを言いたいのかわかる感じだと思いますがそれぞれ少し詳しく説明します。
パソコンスキルの向上
これはかなり大きいと思います。
一般的には、研究ってどんな印象があるんですかね?
幼いころの僕の印象は白衣きて、フラスコの中で液体ぐるぐる混ぜているのが研究者だと思っていました。(笑)
実際には、機械オイルにまみれたり、ひたすらパソコンでプログラム組んだり、模型組み立ててみたりいろいろで、研究はこれだ!!って言い切ることはできないんですよねえ。
まあ、とにかく、どんな研究においても確実に必要になってくるのがデータの解析、報告書の作成になってきます。
ただですね、実験データを集めるのにめちゃくちゃ時間かかるんです。大体失敗するので。
そうするとどうなるかというと、解析・報告書作成の時間が無くなるんです。
たらたらと残業するのもいいですけど、寝れないの辛いし。
ってなると、必然的に必要とされるのが、ブラインドタッチとショートカットの利用です。
僕は、キーボードガン見だったので、コロナで自宅待機中に練習して、一か月で二倍くらいの入力速度にはなりました。おかげで報告書の作成がかなり早くなりより多くの時間を実験に充てられるようになりました(´;ω;`)
練習には
e-typing : https://www.e-typing.ne.jp/
寿司打 : http://typingx0.net/sushida/
を利用しました。
最初はe-typingがいいと思います。
で30分くらいやると、飽きた、実践だって気分になるのでその時に寿司打をやってみるといいと思います。
現実を知れます(笑)
後は、ショートカットとかですね。
パワポやワードでの下付き上付きとか、エクセルでのセルの挿入・削除などいちいちマウスを使わずにやれるようになると、びっくりするほど楽になります。
これらに関しては、ぼくはまだ爆速ってレベルにはないんですけども、一番は気が楽になります。マウスに切り替えるのって想像以上につかれてるんだなって感じることが多くなりどんどんショートカットを利用するようになりました。
以下のサイト
このサイトを参考に色々覚えました。
一日2-3個を目安に練習していくとすぐに覚えられました!!
プレゼン力の向上・メンタルの強化
ここに関しては同時に書きます。
実験して、解析してそれで終わりなら結構楽なんです。
ただ、僕らには進捗報告・学会・修論発表などのイベントがありその都度、資料を作成し報告せねばなりません。
これがつらい。
なにせ、こちらは研究初めて1年ちょっと、相手は研究にどっぷりつかって30年とかの教授。。。
そう、つまり負け戦(笑)
発表のたびに、わかりにくい、間違ってる、もっと見やすいスライドになど詰め寄られます。そして、あーでもない、こーでもないってスライドの訂正や報告書作成をしていると、1年くらいたってからですかね、今まで二週間くらいかかっていた報告書作成が三日くらいで終わるようになるんです。(笑)
ただただつらかった発表ではあるんですけど、やはりその道のプロ?に指導され続けてただけあって、ちゃんとした技術は身につきます。(放置系の研究室を除く)
そして、毎回毎回心をすり減らしながら発表の準備をしていると、どこからか何も怖くないって謎の勇気が湧いてくるようになりました。
つまり、心の筋トレです。
そう、研究室は心の筋トレ
いつの間にか強くなっている。
うん、つまりそういうこと。
時には、折れかけることもありましたがそういう時は子猫の動画見て癒されてました。(笑)
そんな2年間でしたが、きちんと得られるものは得られるという印象です
理系大学院生で中退を悩んでしまう人の多くは、
「自分何のために研究してるんだろう、、、」
「就職してもこんなこと使わないし、、、」
のようなことを考えていると思います。
確かに、研究で得られた知識は研究職につかない限り使わないです。
それでも、先ほど挙げたようなスキルは身に付きます。
たとえブラック企業であったとしても、社会人に比べて学ぶ時間は多く取れるはずです。
なので、中退を考えてしまったら開き直って、今は修行中だ!!って考えてみたらいかがでしょうか。
デメリットについては次回以降気が向いたときにまた書きます!
では